こんにちは!! 
ロミロミの父こと
マハロ片山です。
新年から
高城剛氏の有料メールマガジン
「高城未来研究所」を購読を始めました。
1月6日発行に第一号は
「パブリック・ドメイン=著作権フリー」で
転載自由とのことです。
内容が深く
要一読のメールマガジンですので
シェアいたします。
Partが2つ分かれているので
まずはPart1を


▼▽▼
あけましておめでとうございます。
本年一号目だけに限り、実験的にパブリック・ドメイン化したいと思います。
ご自由に、どなたにでも御転送いただいて構いません。
また、通常号とは別の実験的ePub号を来月特別版としてリリースする予定で
おります。
本年も何卒よろしくお願いいたします。
高城未来研究所スタッフ一同
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このメールマガジンは、世界情勢の裏側、エネルギー、水と食物、テクノ
ロジーとメディアなどの未来の動向を読み解く、【高城未来研究所】が、
毎週金曜日にお届けする高城剛主筆のレポートです。
マスメディアではなかなかお話しできない俯瞰的な視点と私見を、出来る
だけ早くお伝えいたします。
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┃高┃城┃未┃来┃研┃究┃所┃【 Future Report 】 Vol.029/Part1
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/ 2012年1月6日発行 /
■ 目次 ■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□
… 1. 近況
… 2. 世界の俯瞰図
… 3. デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
… 4. 高城式健康法
… 5. 直感力の上げ方
… 6. Q&Aコーナー
… 7. 著書・講演のお知らせ
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■ 1. 近況   
                         
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主筆高城剛は、毎週のように世界を移動しておりますので、
このメールマガジンが、発行される国や都市は、都度に異なります。
まずは、いまどの都市にいて、なにを見て、どう思っているのか、を
お知らせしたいと思います。
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あけましておめでとうございます。
今週はブラジルの首都ブラジリアにいます。
いまから50年前、二百年間続いた当時の首都であったリオデジャネイ
ロから、このブラジリアに遷都することになりました。その理由は、沿
岸部の発達だけでなく内陸部の発達を目指すと言う表向きの理由以外に、
腐敗していた当時の役人の「しがらみ」を断ち切るために、わずか三年
半で、この未来都市は建設され遷都したのです。
百年の計を持ってブラジルを世界の強国にする強い思いは、政治首都で
あるブラジリア、経済首都であるサンパウロ、文化首都であるリオデジ
ャネイロに別れ、ついに、昨年末に英国をGDPで追い越すまでになりま
した。そしてこの後、ワールドカップ、夏期オリンピックと大きなイベ
ントがブラジルでは目白押しになります。
実際、この国に来てわかることは、世界のどこよりも景気がいい、とい
うことです。それは、いまの中国も凌ぐと思います。物価も半端ではあ
りません。日本やヨーロッパよりも高く、しかしファベーラと呼ばれる
貧民街はまだまだ多く、今後も大きな経済発展の余地が見られます。
モチロン、この状況を一時的なバブルと見る事もできますが、そのバブ
ルの旨味を、日本企業は取り損なったと街を歩くと感じます。この5年
で1億人の中産階級が突如生まれたブラジルでは、テレビや自動車がと
ても売れています。しかし、残念ながらテレビはサムソンとLGばかりで、
自動車は、フィアットとフォルクスワーゲンばかりです。
これは、製品開発上のマーケティングミスだと僕は思います。恐らく、
日本の製品開発者や経営者は、ブラジルのファベーラなど行った事ない
でしょうから、彼らの生活上必要なモノがわかるはずもありません。
日本のテレビは、数字だけを積み重ねたオーバースペックばかりで、自
動車に関しては、ブラジルでは20%エタノールを混ぜ環境に配慮した混
合ガソリン車FFVが一般的です。しかし、日本車は、ほとんどFFVをいま
まで作っていませんでした。あわてて、いまブラジルに工場を造り追いつ
こうとしていますが、ドイツなどのヨーロッパ自動車メーカーは、とっ
くに工場を造り、ユーロ安を追い風に売り上げを物凄く延ばしています。
完全に市場を理解せず、出遅れている日本企業と日本の外交戦略そのも
のだと感じます。
オリンピックで負け、自動車やテレビで負け、これだけ日系人が多く
(150万人以上)、日本企業が進出しやすい国で、見事に「引きこもり
国家・日本」を露呈してしまいました。
地球の反対側にあるあたらしいこの地で、日本企業が活躍する日が来な
ければ、日本が抱え持つ問題は永遠に解決する事が出来ないのではない
でしょうか?そんな思いを持ちながら、新年の日本の増税や新党のニュ
ースを見ると、実に複雑な思いです。なぜなら、そこには明確なビジョ
ンがないからです。
日本にもっとも欠けているもの。
それは「ビジョン」です。
先日の大阪の選挙を見ていると、「大阪都」にする、という明確なビジ
ョンを打ち出した事が、既存の政治家よりも、ビジョナリストを多くの
日本人が望んでいるということなんだと感じます。果たして、いまの日
本が外にも内にも大きく変わるぞ!と言えるビジョンがあるのでしょう
か?
そのひとつは遷都だと僕は思うのです。
もし、50年前のブラジリアと同じように、三年半で遷都し日本の政治拠
点を変えると、どうなるでしょうか?あらゆる「しがらみ」をリセット
し、経済首都として東京都と大阪都、文化首都として京都、そしてあた
らしい政治首都を持って立ち上がる日本。
そのあたらしい政治首都は、すべて代替エネルギーで運営され、乗り入
れ可能な自動車も電気とハイブリッド、そしてFFV。上下水道はバイオ
フィルターによって完全循環され、災害に強く、食料自給率100%の実
験都市として広大な自然のなかに構築し、動物と共生する。そんな二十
一世紀の「風の谷」を、世界のどこよりも日本が作れるのではないでし
ょうか?そして、そのモデルを世界に輸出できるのではないでしょうか?
なにより、目的不明瞭と言われる増税、ビジョンなき新党より、誰もが
日本の未来に心をときめかせ、強い心を持つのではないでしょうか。
そんな初夢を熱帯のブラジリアでぼんやりと見ました。
本年も何卒よろしくお願い申し上げます。
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■ 2. 世界の俯瞰図
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日本で発行されている大手新聞社の記事の9割は、日本国内の記事で構
成されています。
しかし、このグローバル化した世界では、政治や経済、テクノロジーや
食べ物までもが、一国だけで完結することはありません。
このコーナーでは、世界を俯瞰的に見ながら、日本の立ち位置を考えて
いきたいと思います。
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Q&Aコーナーにご質問をよくいただく、今後数年間の日本について、新
年らしく今週はお話ししたいと思います。2012年からの数年を端的
に言えば、乱世だと思います。
日本の問題は、閉ざされた世代間の不公平さにあります。ですので、世
界標準となった新産業が若年層から育たず、いつまでも、古めかしい重
厚長大な旧来型の産業および社会構造が変わらず、結果、成長率は鈍化
し、世界から取り残され、内部留保を一部の高齢者と既得権益が食いつ
ぶしているだけです。ですので、若き日本の将来を担う世代に希望が無
く、結果国全体に閉塞感が漂います。
また、高齢者でも旧来型社会システムから外された人たちは、希望が無
く行き場が見当たりません。僕はこれを何度も「日本式システム」と呼
び、このままでは大きな問題になると話してきました。
ヨーロッパで暮らしていると、国家の財政的問題は大きいと思いますが、
世代間不公平があまりなく、新産業が育ちやすい土壌があります。です
ので、人々、特に若年層は希望を失いません。それは、新産業こそが成
長のエンジンであることを、高齢者が理解しているからです。そして、
その新産業を牽引するは、国が豊かになるのであれば外国人でも構わな
いと思っているのです。
この傾向は、欧州だけに限りません。
特に新興国は、財政が不安定な国家からの頭脳流出を受け止めようと、
テレビでビザ発行のキャンペーンを打つほどです。今後、日本人も海外
で起業する人は増える事でしょう。
典型的な重厚長大産業である航空会社は、LCCと呼ばれるローコストキ
ャリアに座を奪われ、聞いた事がないような航空会社が、国営企業同然
だった従来の航空会社を買収し、もしくは合併をしています。一方、日
本を見ると、LCCの育成は既得権益者によって阻まれ、破綻したJALは
結局税金で救済されるという、もう末期的な状態が続いています。なに
もパラダイムシフトが起きません。
大切なのは、JALの経営健全化ではなく、最近まで聞いたことがない会
社(極端ですが例えばDeNAやGREEのような企業)に、思い切って運営
委託することです。
JALやANAがLCCを営む事ではありません(最終的にここは利相反しま
す)。なぜなら、いまの航空会社経営で大切な事はインターネット時代
にあった運営感覚だからです。旅行代理店を保護し、ツアーを増やす事
ではなく、その既得権益を構造ごと壊し、その利得を搭乗者に還元する
事でしか未来は開けないからです。
よって、JALは再び窮地に立つ事になるのは明白です。いまから4年ほ
ど前に、大手マスコミが経営的な数字だけを見て「JAL復活」を合唱し
ましたが、僕はずっと「構造的問題がなにも解決していないので、かな
らず破綻する」と話してきました。その後、JALは破綻したのです。
すなわち、大切なのは数字ではありません。対処療法ではありません。
システムを入れ替える事でしかないのです。そのシステムとはなにか。
それは、時代にあったシステムであり、感覚的な理解がある若年層のも
のでしかありません。ですので、ソニーもパナソニックも社長が40代
にならなければ、もっと酷い事になるのです。
成功体験と経験則はほとんど役に立たず、むしろ邪魔になるのは、今日
の日本の政治経済を見ていれば明らかです。よって、旧来型の産業のト
ップが、そして政治家も40代にならない間は、日本経済はいまより良く
なる事はありません。それは、アメリカもイギリスも、政治的トップを
若くする事が、景気復活の糸口になったことを歴史から学ぶべきです。
他国の国家財政状況が悪くなり、日本の財務状況が相対的によく見える
事が一時的にあっても、その極限とも言える時に、国債は暴落すること
になるでしょう。なぜなら、ヘッジファンドがそのタイミングを見てい
るからです。
何度も本メールマガジンでお話ししますように、今後の大きな日本の財
政問題は、内債のパーセンテージや実際の財政状況ではなく、モンスタ
ー化したヘッジファンドにどのように立ち向かうか、に問題の焦点は尽
きると思うのです。
その金融モンスターの攻撃が、今年か数年後かというだけの問題であり、
自分の財産や運命を、信用していない政府(なにも対処していない政府)
に預ける事ほどバカなことはありません。個人個人が冷静に世界と日本
の現状を見て、しっかり対策するしかないのです。
これには最大公約数のような回答はありません。
状況は個人によって様々であり、その人によって細かな対策が必要とな
るでしょう。また、5年ほど前から、2012年には対ドルで60円台にな
ると公言して来ましたが、その可能性はとても大きくあります。
僕はエコノミストでも経済学学部教授でもなく、また、データからこの
ような発言をしているのではなく、二十一世紀の吟遊詩人のような生活
から常にその国々を隅々まで自分の目で見て、政治動向のような大局を
鑑み、実質的価値に感覚的に置き換えているに過ぎません。
それは、インフレでも不況でも、人々の生活感が一番大事だと、長年の
仕事から理解しているからだと思います。
このメールマガジンでもお伝えしていますが、国家破綻直前と言われる
ギリシャに行ってみると、日本の報道とはまったく違う現状に直面し、
問題の本質が理解できるのです。
また、最近の為替の動きは、国民の実生活とは違うことからも明らかで
す。世の中のエリートが考えに考えた経済理論が正しければ、このよう
な金融恐慌(あえて言います)は起きません。ですので、経済理論や指
標を考え方の中心に据えてはいけないことは、明らかです。日本がよく
なるのは、ただひとつ。世代交代すること以外にありません。
それがなされない間は、日本がよくなることはない、と断言できると思
います。社会が変わらないのであれば、その日まで大変でも待つしか術
はありません。そしてその日は、外圧を利用した「外組」によって行な
われるでしょう。問題は、そのようなパラダイムシフトがいつ起きるか、
ということです。それは、2012年には起きません。
ですので、今年は経済状況はもっと厳しくなることが予想されます。そ
して、各業界から大きな膿が出て来るでしょう。オリンパスや大王製紙
を遥かに凌駕する事件が、財界だけではなく、メディアや官庁などあら
ゆるところから噴出します。これは、大きな変化の予兆にしか過ぎませ
ん。
しかし、大きな変化の前に、自分自身が先に変わってしまえば、ピンチ
がチャンスに変わるのです。
2012年、各々がなにが変わりなにを変えるべきか、考えるときなんだ
と思います。
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■ 3.デュアルライフ、ハイパーノマドのススメ
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このコーナーでは、日本人がロングステイ(長期滞在)やデュアルライフ
(二重生活)を行うのに適した“理想の地”を模索していきたいと思います。
 毎月、一つの都市にスポットをあて、その地の基本データから滞在費用、
必要なビザなど、暮らしに役立つ情報を計4回に分けて紹介していきます。
 2012年最初のレポートは「特別編」として、奨学金や助成金を取得し
て海外に留学する方法について検証してみます。
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 ロングステイの要ともいえるビザの問題。企業から駐在員として派遣
される場合や現地人との結婚で移住する場合、そして豊富な資金をバッ
クに投資ビザで移住する場合など、特別な事情がない限りわれわれ一般
の日本人が長期ビザを獲得するのは非常に難しいのが現状だ。
 そんなわれわれにとって、学生ビザ(留学)によるロングステイは最
も現実的な選択肢の一つ。当コラムでも、その方法についてはしばしば
紹介してきた。
 ただ、ここでネックになるのが「コスト増」だ。留学するには、滞在
費のほかに学費やテキスト代などがプラスされる。留学エージェントを
使えば、彼らに支払う手数料も発生するだろう。できるだけ少ない予算
でロングステイしたい人にとっては頭の痛い問題だ。
 そんなとき、ぜひ検討してほしいのが「奨学金」や「助成金」の利用
だ。現在、政府や地方自治体をはじめ、国内外の数多くの団体、教育機
関などによってさまざまな奨学・助成制度が実施されている。奨学金や
助成金と聞くと“経済的に苦しい学生向けの制度”と思われがちだが、じ
つはそのサポート内容や支給対象は幅広く、海外留学や社会人を対象と
しているものも少なくない。さらにこうした奨学金の中には、いわゆる
貸与型(貸与期間後に返済が必要)だけでなく、返済不要の給付型のも
のも数多く存在する。
 また、年齢や健康状態、成績、語学力といった申請資格も、制度ごと
にかなり幅がある印象だ。つまり「30歳を過ぎている」「返済の目処が
たたない」などの理由で諦めていた人にも、根気よく探せば、受給のチ
ャンスはまだまだあるといえるのだ。
 そこで今回は「特別編」として、コラム本編で紹介しきれなかった
「語学留学で奨学金や助成金を取得する方法」についてレポートしてみ
たいと思う。
 まず、奨学金/助成金の探し方について。最初は留学関連情報が充実
している独立行政法人・日本学生支援機構のウェブサイトをチェックし
てみよう。サイト内の「海外留学のための奨学金」というページ
(http://www.jasso.go.jp/study_a/scholarships.html )には、あら
ゆるタイプの奨学金情報が網羅されている。また、機構では海外留学希
望者向けに「海外留学奨学金パンフレット」を無料で配布している。同
ウェブサイトからダウンロードすることも可能なので、ぜひ入手して一
読することをおすすめする。
 また、財団法人・助成財団センターのウェブサイト(http://www.jfc.or.jp/)
内にある「民間助成金ガイド」コーナーでは、民間団体が実施する助
成プログラムを検索することができる。ここでは海外留学だけでなく、
アーティストの海外研修費用のサポートなどについても調べることが
できる。
 さて、上記の方法で奨学/助成制度について調べるとわかるように、
じつは「語学の取得」を目的とした留学に対する奨学/助成制度は非常
に少ない。これは端的に言えば、奨学・助成制度の本質が「成績優秀者
」および「経済的修学困難者」のサポートにあるためだ。つまり、すで
に留学先の公用語(または英語)について一定レベルの語学力を備えた
学習意欲旺盛な人物を支援する……という性質のものが多いからだ。そ
のため、奨学金の中には応募資格に「語学研修不可」と明記されている
場合もある。
 そんな中から、数少ない語学留学向けの奨学金をいくつかピックアッ
プしてみた。まずは台湾の「台湾奨学金制度」。このうち教育部が提供
する中国語研修奨学金(華語文奨学金)は、教育部が認める大学付属中
国語センターで中国語を学びたい日本人に対して月額2万5000NTドル
(約6万3884円)を支給するという内容だ。応募資格は「高等学校卒業
以上の学歴を有する者」「満18歳以上」「学業成績優秀で、かつ人格が
優れている日本人」となっている。募集期間は毎年2月1日から3月31日
まで。台湾でのロングステイに興味がある人は、ぜひチェックしてみよ
う。詳細は台北駐日経済文化代表処のウェブサイトを参照のこと。
 また、変わりどころではクウェート政府が実施する「クウェート政府
奨学金」も興味深い。クウェート政府はクウェート大学ランゲージセン
ターでアラビア語を専攻する奨学金留学生を世界各国から募集しており、
日本人にも毎年3~5名程度の募集枠が用意されている。奨学金は月額
100KWD(約2万7678円)で、教科書・衣料代として別途50KWD
(約1万3839円)が支給される。さらに往復の渡航旅費や滞在中の食事
が支給されるほか、授業料・宿舎費も免除という高待遇だ。しかも応募
資格は「高卒以上、30歳以下の者」「健康な者」「日常会話程度の英会
話能力を有する者」ということで、他の政府系奨学金の条件よりかなり
緩い印象を受ける。ビザが取りにくい中東地域に興味がある人には、非
常に魅力的なプログラムといえそうだ。
 一方、カナダでは日本とカナダの架け橋となるグローバル人材の育成
を目指す「日加リーダーシップ基金」が2010年に創設されている。これ
はランゲージズ・カナダ加盟校で英語(またはフランス語)を学ぶ30歳
以下の日本人、およびサマー・キャンプ等の短期留学に参加する小学生
から高校生までの生徒に語学留学奨励金として10万円を支給するという
もの。詳細は在日カナダ大使館のウェブサイトを参照してほしい。
 その他、各国の語学学校やコミュニティ・カレッジの中には、独自に奨
学金制度を設けているところがある。留学したい学校があるなら、各校
の奨学金・助成金の有無や応募資格について直接問い合わせてみよう。
 また、企業による語学留学支援として人材派遣大手のテンプグループ
が展開する「ワールドワイド・スカラシップ」がある。これは社会人の
キャリアアップのための制度で、年齢、語学力ともに不問。合格者はシ
アトル、ハワイ、バンクーバーのいずれかで語学研修とインターンシッ
プが受けられ(バンクーバーは語学研修のみ)、授業料・保険料・サポ
ート費用が免除される。倍率はかなり高そうだが、現地での就労を視野
に入れている人はダメもとで応募してみる価値はあるだろう。本年度の
募集についてはまだアナウンスされていないようなので、詳細はテンプ
スタッフのウェブサイトを確認のこと。
 そんなわけで、今回は正規留学以外の奨学/助成制度について紹介し
てきたが、以下余談としてアーティスト向けの奨学制度と東日本大震災
関連の奨学金について2つ紹介しよう。
 まずは若手美術家のための助成プログラム「秀桜基金留学賞」。この
基金は美術家・高橋秀、コラージュ作家・藤田桜夫妻が日本の未来を担
う若いアーティスト育成を願って2005年に創設したもの。毎年、公募に
よって3名の受賞者が決まり、賞金としてそれぞれに300万円が贈呈され
る。受賞者はこの賞金で1年間、アメリカやヨーロッパをはじめとする世
界の希望エリアに留学することができるのだ。留学中は現地で生活しな
がら現地語を学んだり、創作・研究活動をするなど、比較的自由な形で
学ぶことができるようだ。次回公募の詳細については、秀アートスタジ
オのウェブサイトで確認しよう。
 続いては、東日本大震災で被災した若者たちを対象にした「カナダ留
学 ホープ・プロジェクト」(Hope for Youth/Espoir pour la jeunesse)
というスペシャルプログラムについて。これは先に紹介した「日加リー
ダーシップ基金」の特別カテゴリーとして設立された。被災地の若者に
「将来世界に羽ばたく日本の希望になってもらおう」という主旨で企画
されたという。
 在日カナダ大使館のウェブサイトによると、現地受け入れ校での語学
研修プログラム、ホームステイまたは寮での滞在、旅行保険などが無償
で提供されるという(※1)。研修期間は2~8週間などとなっており、
受け入れ校によって異なっている。なお、受け入れ校のリストは在日カ
ナダ大使館ウェブサイトに掲載されているので確認しよう。
 応募資格は「15歳以上30歳以下の日本国籍をもつ若者で、かつ東日本
大震災で家族、家、仕事などを失った方、または原発事故のため避難し
ている方」となっている。募集人数は150名で、申し込み期間を3回に分
けて各回50名ずつ募集する。すでに第1回、第2回の応募は締め切ってお
り、ラストとなる第三回の締め切りは2012年3月31日。申請を希望する
場合は、はやめに必要書類の準備をした方がいいだろう。
 このような奨学・助成プログラムは、大学や大学院への正規留学を対
象にしたものも含めると相当な数が存在する。これを機に、ぜひ興味の
ある国の留学情報や奨学制度について調べてみてほしい。思わぬ形で応
募できるプログラムを発見できる可能性は、きっと少なくないはずだ。
※1……ただし、学校によってはホームステイまたは寮での滞在が含まれ
ないプログラムもあり。
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■ 4.高城式健康法
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
「健康のためなら死んでもいい」とまで思った健康オタクがたどり着い
た健康法。独創的かつ偏狭な高城式健康法について、お話ししたいと思
います。
:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
今週は、先週お伝えしたキネシオロジーとWHOが定義する「霊的健康」
について、もう少し補足的なお話ししたいと思います。
様々な問題を解決する方法は、大きくわけてふたつあると思います。
ひとつは、表面的に見えている問題に対応する対処療法と、問題の原因
を解決する原因療法です。このふたつは、一見対峙して見えますが、各
々に良いところがあり、対処療法は、時間をかけずに素早く手当できる
メリットがあり、一方、原因療法は時間がかかりますが、問題を本質か
ら変えて行く素晴らしさがあります。
このふたつは、どちらがどうのではなく、バランスを持って共に扱う事
が大事だと思います。
しかし、現代社会は対処療法ばかりが肥大しています。それは、人間の
病気に限らず、政治や経済、社会問題まで、すべて対処療法で、その場
を凌ぐことが多いように思えます。これですと、「ただちに問題はない」
のですが、根本的な治療には至らないので、どこかで同じ事が起きるか、
さらに悪化することが、往々にしてあるものです。
そこで、社会の枠組みが対処療法中心であるならば、個人としては、原
因療法をもっと各々が学ぶことによって、病気で言えば予防、日々の問
題であれば想定、が出来るようになることが望ましいと考えます。
先週のメールマガジンで、まるでロールプレイングゲームのような話し
ですが、人間には1000点満点のレベルがあって、物事にもレベルがあ
り、いま、自分が何点で、なにをすると良いのか、身体に聴く方法、そ
れがキネシオロジーです、とお話ししました。
そしてキネシオロジーや、このような「霊的健康」を考える学問は、こ
こ十年で世界的に大きく発展してきましたが、日本ではほとんど研究さ
れてきませんでした。それは、13年前に世界保健機構(WHO)が、「霊
的健康」を第四の健康として位置づけてから世界中で取り組みがはじま
った際に、日本ではオウム事件の余韻がまだあり、このようなものは怪
しく危ないモノと手を出す人がいないことが問題でした。
またその後、スピリチュアルはテレビの悪態によって、ただのバラエテ
ィになってしまい、文化としても学術としても確率することはありませ
んでした。
また、医療業務の既得権益の壁も大きく、キネシオロジーは進む医療と
言われているニュージーランドで保健適用なるなど、日本では世界的な
動向にキャッチアップすることも一切ありませんでした。
もし、いまなにか悩んでいる事があれば、頭で考えるのではなく、身体
を通じて魂(のようなもの、自分の本質)に聴く事がなによりであるこ
とは、今後、もっと一般的になってくると思います。それは、キネシオ
ロジーが身体=心=魂をまとめあげるワームホールのような学術である
からです。
私たちがわかっている現代の科学ではまだ説明できませんが、すでに、
何千人もの世界各国の臨床医によって実証されてきています。今後さ
らに体系化され、大きな発見と人類の進化の後押しをすることになるか
もしれません。そして、ネシオロジーを通じて、人類の歴史上はじめて、
時間と空間のあらゆる事象に関して真偽を識別出来るような、いままで
の学問に収まらない学問が確率されるでしょう。
ここでもう一度キネシオロジーをまとめると、
1、真偽を区別する事ができる
2、人間の意識レベルを測定できる
3、時間と空間上のどの時点のいかなる事象でも調査することができる
というアドバンスがあります。
先週までは、二人一組でキネシオロジーを体験する方法をお伝えしまし
たが、次週、いよいよ自分一人で出来るキネシオロジー実技についてお
話ししたいと思います。
……………………………………………………………………………………
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